当ブログ内で年末年始に役立つ記事まとめ【片付け・クリスマス・お正月・ホリデーシーズン】

2019年、これからの日本を考えるために必読だと思う本3選

 

元書店員・めるとわです。

最近読んだ本がこれからの日本を考える上ですごくためになったなぁ、面白かったなぁと思ったので紹介させていただきます。

どの本もこれからも日本に住む人なら参考になることがきっとある、と思いました。

 

「日本が売られる」堤未果(幻冬舎新書)

 

 

国際ジャーナリスト・堤未果さんによる「日本が売られる」は2018年10月発売。

日本の政治経済の現状をあぶり出す衝撃の一冊です。

法律が次々と変えられ、米国や中国、EUなどのハゲタカどもが、我々の資産を買い漁っている。水や米、海や守谷のうち、国民皆保険に公教育に食の安全に個人情報など、日本が誇る貴重な資産に値札がつけられ、叩き売りされているのだ。

 

水道民営化の話に始まり、「えぇ知らなかった!?」と驚きの事実がたくさん出てきます。

日本がやっていることに驚き、失望する、ということもあるのですが、私が一番失望したのは日本のマスメディアは大事なことをひた隠しにして日々報道しているということ。

この本の中に「国民の生活に影響がある大事な法案が国会で審議→可決の報道はされず、その日は他のニュースを大々的に取り上げる」という事例がいくつあったか…

テレビのニュースは、何が報道されなかったかを確認するために観る、という意識が強くなってしまいました。

私は普段こういった本は普段あまり読まないのですが、本当にひとりでも多くの日本に住む人に読んでほしい、日本の現状を知ってほしい、と思いました。

 

 

「平成くん、さようなら」古市憲寿(文藝春秋)

 

 

 

社会学者・古市憲寿さんによる小説「平成くん、さようなら」は2018年11月発売。

芥川賞にノミネートされていますが、この作品は芥川賞をとるのでは、と勝手に思っています。

ストーリーも場面設定も面白いし、具体的なブランドやサービスが多数出てくるので今の日本がよくわかるし、これからますます機械化が進んでいく日本で人間にしかできないことって何だろうと考えさせられるし…とにかく今読んでよかった!と思える本です。

平成の終わりまでの話なので、平成が終わる前の今が読み時です。

古市さんは「絶望の国の幸福な若者たち」の頃からずっと注目していて、小説が読めてとても嬉しかった…!

クールで冷静、透明感のある文体の中に熱い想いがたまに感じられて、読んでいる間ずっと幸せでした。

 

 

 

「amazon 世界最先端の戦略がわかる」成毛眞(ダイヤモンド社)

 

 

マイクロソフト元社長の成毛眞さんによる「amazon   世界最先端の戦略がわかる」は2018年8月発売。

今や生活に欠かせないAmazonのサービスや事業戦略について徹底的に解説している本です。

373ページと分厚いのですが読みやすく、時折入っている図解もめちゃくちゃ効果的です。

Amazonという企業の凄さ、戦略の巧みさに驚かされっぱなしでした。

Amazonは小売にとどまらずあらゆる業界のシェアを奪いにきているなと感じたので、どんな業界で働く人が読んでも参考になる本だと思います。

なんというか…この世界がオセロだとしたら、Amazonはカドを抑えにきている、という感じ。一気に白を黒にひっくり返してしまうパワーがあります。

オリジナル映画を作るにしても膨大なユーザーのビデオ視聴データを持っている、実店舗の本屋を作るにしても膨大な本の売上データを持っている、という状況で、アマゾンの「データを持っていることの強み」を度々感じました。

データだけでなく、お金や技術力もぐんぐん増やしているのでトライできる数が多く、そのトライからまたデータを取って…という無限ループに入っています。