2019年4月に急に夫のドイツ赴任の話が持ち上がって、実際にドイツに渡ることができたのは2021年3月。なんと、行くまでに2年もかかっている。本来であれば2020年3月に行く予定だったけれど、この頃はちょうどコロナ第一波がヨーロッパで流行り始めた頃。ドイツも全体的にパニック状態で、とてもじゃないが行ける雰囲気ではなかった。1年かけて準備してきたのに…と、この時はなんとも言えない気持ちになった。準備に疲れていたので、ちょっと休めるなぁというホッとした気持ちもあった。
当分行けなさそうだとわかった2020年3月〜実際にドイツに行くことになった2021年3月、この1年間はずっとドイツのことが頭にあって、でも「行きたい!」と強く願うと行けなかった時にショックが大きいのでなるべく考えないようにしていた。あまり深く考えず、ただ時が過ぎるのを待つことも大事なのだということを知った。
2019年や2020年にどういった出来事があって実際に2021年にドイツに渡ることができたのか、それを当時の日記を引用しながら数記事に分けてまとめていく予定です。このような記事を書こうと思ったのは、今も似たような状況の人が他にもたくさんいるんじゃないかと思ったから。もう2021年末だというのにまだ外国への渡航は自由にはできないし、留学や海外赴任を延期している人もいるはず。そんな人たちにとって、少しでも参考になればいいなと思いました。
このやきもきするしんどさは、当事者にしかわからないものがある…
それでは、2019年の一番気持ちが高揚していたあの頃、、から始めていきます!
2019年4月10日
冬みたいに寒くて雨で、買い物行くのやめた。急にドイツに仕事で行くかもと夫に言われて驚いた。森星ちゃんのパリ滞在の動画がステキすぎ!!大半の人は自分がどうしたいのか具体的に考えず、流されて生きてる。自分も人のことは言えないけど。だからどうしたいのか描こう。
夫の会社は海外転勤がないと思っていたので、急な転勤話に後ろから隕石が当たったぐらい驚いた。前日まで葉山に旅行に行っていて夢みたいな気持ちだったから、まだ夢??と思って現実味がなかった。海外に対する憧れは漠然とあったけど、実際にこんなに早く叶いそうになるとは思っていなくて。
↑この動画を見てヨーロッパに対するモチベを上げていたっぽい
2019年4月中は海外に住むことになるんだ〜💕ってことで頭がいっぱいの脳内お花畑さんだったみたい、そのあとの日記を読むと。
2019年5月7日
日本って心こわしながら働いている人多すぎない?ハードは世界一でも、人がイキイキしてないとね…。ドイツ行きたい。
そもそも、海外に住んでみたいと思ったのは日本の働き方や心のあり方に結構疑問があったから。もちろん全員ではないけれど、全体的な雰囲気として閉塞感があって、もっと違う心豊かな世界があるんじゃないかと思っていた。「こうあるべき」という常識に縛られて窮屈そうな雰囲気を結構長いこと感じていた。私は一度医療ミスで死にかける経験をしていて、そこからもう好きに生きようと吹っ切れてしまっていたので、自分と同じぐらい吹っ切れて生きてる人を周りに見つけるのは難しかった。
2019年5月14日
デュッセルドルフに決まったみたい!ということで調べまくった。日本人が多くて住みやすいらしい。こんな人生になるなんて思いもよらなかった。
当初はヨーロッパで一番の日本人街、デュッセルドルフに住む予定だった様子。のちに、変わってしまうけど…
2019年5月28日
デュッセルじゃなくてエッセンみたい!情報を読みすぎて疲れた〜
実際に住むことになったのは、同じNRW州のエッセンでした。エッセンについて書かれた日本語の情報はネット上にとても少なくて、色々探しまくったなぁということを思い出した。
<2019年②に続く>
【2019年②】ドイツ移住までの道のり。ドイツ語と英会話を始めたけど迷走中
アイキャッチ画像:Photo by Bharat Patil on Unsplash