夫は狭く深く、一つの物事を極めるタイプの人だ。職人気質と言えるだろうか。仕事もスポーツも大学での研究も、移り気せずずっと同じ分野に取り組む。私は浅く広くのタイプなので、一緒に暮らしてみて「こんなに同じことを毎日できる人がいるんだな〜」と興味深かった。
そんな夫が莫大な時間をかけて子供の頃から取り組んでいるもの…それはテレビゲーム。ここ1年ぐらいはずっとスプラトゥーン2にハマっていて、仕事終わりにプレイし、YouTubeでゲーム実況動画で研究し、その知識をまたゲームに生かすというサイクルをずっと続けている。大げさではなく、本当にずっと。修行僧のようにストイックに見えるけれど、本人曰くなんてことない日常だという。
ベルリンには多くの博物館があるけれど、ゲーム好きな夫と一緒に行ったら楽しそうだなと思ったのが「コンピューターゲーム博物館」だ。昔懐かしいテレビゲームが展示されていて、しかもゲーム機で実際に遊べるらしい…ということで大雨のゲーム日和の日に行ってみた。
ゲームボーイアドバンスとエックスボックス!うわぁ…見覚えある…と眠っていた記憶の扉が開く。こんなふうにかつての懐かしのゲーム機を色々と見ることができる。
初期の頃のアップルコンピューター。スティーブ・ジョブズの相方のウォズニアックのサイン入り。アップル製品ラバ〜なので静かに興奮した。
ここからは遊べるコーナー。セガのメガドライブ?テレビの厚みにも時代を感じる…!
悪天候だったためか、平日にも関わらず館内には多くの人がいた。ドイツでもテレビゲームは大人気のようで、ゲームが国境を超えている様子を目の当たりにした。大人も子供も夢中になってゲームを楽しんでいて、なかなか空いているゲーム機がなかったぐらいの混み具合。
大きくなったスーファミのコントローラーでゼルダ!関口宏のフレンドパークみたい。めちゃくちゃ操作しづらい笑
レトロすぎるマリオとドンキーコング。マリオ、初期はこんなにつぶらな瞳だったのね🥺
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昔のゲームの音もいいんだよなぁ。
他にもダンレボやレーシングゲームなどなど、ここはゲーセン!?ってぐらい遊べる場所だった(入館料だけで全部遊べる!)なので、レトロゲーム好きな人にはぜひ行ってみて体験してみてほしい。
コンピューターゲーム博物館から出た時もまだ強く雨が降っていた。ホクホクした気持ちで歩いていたら、目の前を車がすごい勢いで走り抜け…ダウンコートがビシャビシャになるほど水をかけられたことは忘れない…
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