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世界の共通言語となりつつあるNetflix

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【2020年5月にnoteに投稿した記事です】

高橋優さんがかつて「きっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思う」と歌っていたけれど、最近は「笑顔」に加えて「Netflix」も世界の共通言語になりつつあると思う。

「Crash Landing on You(愛の不時着)見た?」「知ってる!けどまだ見てない。韓国ドラマ大好き」「テラスハウスはやっぱり徳井さんがいないとねぇ」…と、オンライン英会話の時には映画やドラマの話で盛り上がることが多い。私の英語はまだまだ流暢と呼べるほどではなくもどかしく感じることもあるが、「共通認識の作品」が出てくると互いの距離が一気に近くなる。話が早い。勢いで話してもなんとなく伝わっている気がする。中学校の朝の教室での「昨日の『学校へ行こう!』見た?」「昨日のラジオが面白くて寝れなかった」みたいなやりとりを、まさか遠く離れたフィリピンの人とできるなんて。

日本人同士でYouTubeの話をすると、たいてい「このチャンネル見たことある?」「知らない!初めて見た!」もしくは「知ってるけど、そんなに見ないな〜」といったやりとりになる。好みが細分化され、「みんな」が見ている番組なんてないんだと少し寂しくなった。このままマスは消えていくのだろうか、と思っていた。

しかしNetflixは世界規模でマスを作り出している。今現在、国境を越えて他国の人と交流をしたいと思っている人は、かなりの割合でNetflixを見ているのではないだろうか。異文化を知ることは楽しい。しかしホットな話題で共感しあえる瞬間も楽しい。マリオカートでショートカットをしたみたいな気分なのだ。

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