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こんにちは、momoです。この記事は30代日本人夫婦の妻が書いています。夫の仕事の都合で1年半ほどドイツのNRW州に住んでいました。こちらの旅行記はその当時のものです。
エッセンは、住んでいた街でした。それゆえに訪れたスポットも、思い出も多い街です。夫婦共に30代で初めての海外生活。こんなに日本人がいないところに住むのだなぁと、最初の頃はワクワクと不安が最高レベルに達しました。
おそらく日本からわざわざエッセンに観光に行こうという人はそこまでいないでしょう。周辺のケルンやデュッセルドルフと比べるとマイナーな街です。
エッセンについての詳しい記事は多くの人への需要はないかもしれないけれど、素晴らしいから伝えたいと思う場所もたくさんあるし、希少性という意味でも残しておきたい記録です。エッセン(essen ドイツ語で「食べる」という動詞でもある)といえばシャウエッセン!と思ってくれる人は多いかもしれませんね。
それでは、移住前の下見+1年半の在住期間に見たエッセンをこちらの記事にまとめます。

エッセンといえば世界一美しいといわれる炭鉱跡!電車にプリントされています

自然が生み出すグラデーションに心を奪われることがよくあった

トラム(路面電車)のホーム。青い光がムーディー
目次(タップした項目に飛べます)

クリスマス時期のエッセン中央駅前広場。クリスマスマーケットにイルミネーション、この時期のドイツは賑やかです。「DIE EINKAUFSSTADT」=お買い物の街。確かに商業施設は多めかなと思います。

赤と緑のスケルトン…こちらはなんと図書館!かっこいい!!エッセン中央駅から程近い場所にあります。ウェルカムセンターという居住手続きなどをする場所の手前にあったので、このあたりをよく通りました。
クリスマスツリーや電飾で、駅前が華やかに彩られます🎄


雑貨や食べ物など、出店が並びます

まんまるの飾りがかわいい

夜に美しく輝くメリーゴーランド🎠

エッセンのクリスマスマーケットは光のカーテンが特徴的です

背の高いクリスマスツリー!

世界で最も美しい炭鉱と言われている、ツォルフェライン炭鉱跡は世界遺産。1986年までは操業していました。エッセン中央駅からは少し離れていますが、トラムで行けます。敷地内に入って建物の外観を見るだけなら無料です。

こんなに直線しかない空間には初めて身を置きました。この不思議な感覚はなかなか癖になります。

敷地内はかなり広かったです。ルール博物館、レッド・ドット・デザインミュージアム(休館日で入れなかった…)、レストランなどがあります。

ルール博物館。過去の炭鉱の様子がわかります。とても大胆なデザイン。

このエスカレーター、急でちょっと怖かったな。他にもエレベーターはあったけれど、「止まらないかな?ここで閉じ込められて止まったらやばい」と心配で乗らなかったことも。

人が少なく、のんびりすることができました。
↑夏だとプールに入れるようです。イベントをやっている時期だともっと賑わっていたのかも?

エッセン中央駅の南部にある美術館です。駅から徒歩でも行ける距離。エッセンは、中央駅を挟んで北部が庶民的なエリア、南部が高級なエリアと分かれていて、南部の美術館、コンサートホール、ホテルがある辺りは綺麗に整備されています。
光が差し込む、美しい場所でした。常設展だけであれば無料。有名な絵画が多く、おすすめな美術館です。

主にクラシック音楽用のコンサートホールです。チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」をこちらで聴いて、久しぶりのコンサートということもありとても感動しました。ロビーには軽食を売っているカウンターがあります。そこで食べたプレッツェルが思ったよりヘビーで、お腹いっぱいになった状態での鑑賞でした。

美術館やコンサートホールの近くの公園。とても広くてのんびりできます。

虹が見れた!!!

何度も訪れた、大きなショッピングモールのリンベッカープラッツ。エッセン中央駅から歩くには少し遠いのでトラムで行っていました。頑張れば歩ける距離ではあります。
モール内で色々な店がそろっているので便利です。大きめのREWE、ソーセージ屋、パン屋、ビール屋、フードコートなどによく行っていました。洋服や宝飾品、インテリアや雑貨の店も結構あって、百貨店っぽいエリアもあった記憶です。日本で言うと…ららぽーとに近いかな。マクドナルドやサブウェイ、スタバなど日本でお馴染みのチェーン店もあります。中を歩くだけでも楽しいスポットです。

エッセン中央駅からSバーンに乗って鉄鋼系大企業の財閥、クルップ家の豪邸にやってきました。エッセンの繁栄はクルップ家によるところが大きいようです。ヴィラ・ヒューゲルの一部は有料で一般公開されています。中はものすごい豪邸!

本邸に辿り着くまで、広い庭をテクテクと歩いてきました。

南部の栄えているエリアに来ました。エッセン中央駅からトラムで数分。このあたりはエッセンの中でも地価が高そうで、治安が良いです。ドイツに来てまもない頃にリュッテンシャイダー通り付近を訪れて、なんだろうこの豊かな空気感は、と衝撃を受けました。
この付近ではEDEKAというスーパーマーケットの中でも高級ラインが揃う大型店舗にたまに行きました。店内のディスプレイの美しさ、肉・チーズ・魚カウンターのきらめき、扱っている食品の種類の多さ…とにかくすごかったです。暗めの照明の店内で、棚にはライトが当てられて、食品たちはまるでステージにいるような輝きを放っています。まぁもちろん、「欲しいもの」は日本のスーパーの方があるのだけど。Googleマップに店内の様子が載っています↓

こちらも南部の高級なエリアです。先ほどのリュッテンシャイダーよりは遠い場所にありますがSバーンで行けます。可愛らしい三角屋根の家が並んでいて、街を歩くだけでも楽しいです。

駅の目の前にはルール川!この辺りは公園もあって、豊かな自然の中でリラックスできます。

フォルクヴァング芸術大学の前まで来ました

教会です
リュッテンシャイダーやヴェルデンに行って、観光地ではない高級なエリアとはこういった街なのか、ということを肌で感じました。街行く人の雰囲気が良く、自然と街の調和があって、店は綺麗で高級な雰囲気です。街づくりにも、人にもゆとりがありました。

エッセン中央駅付近や北部はそこまで治安が良くなく、注意が必要です。南部は比較的落ち着いています。どちらにしても、夜に1人で出歩いたりはしないほうが良いと思います。観光地として有名という訳ではないので、英語が通じない場所も多いです。
…以上です。エッセンのことを思い出すと、どうしても「ドイツに戻りたい病」が発動してしまいます。人生を振り返った時、ここが私のアナザースカイになるのかも。もちろん日本の方が便利で、エンタメに溢れていて、グルメやショッピングを楽しむことができます。しかしドイツに居るとゆったりとした豊かな気持ちになって、自然や建物の美しさに感動することも増え、こういう生活もいいなと思うようになるのです。2つの国を知ることで、視野が広くなったと思います。
観光地としてのエッセンの見どころは…炭鉱跡とヴィラ・ヒューゲルでしょうか。個人的には観光地ではない場所も面白かったです。
エッセンの湖畔での生活については、こちらのnoteにまとめたのでよろしければぜひ↓
旅のお供に✨