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アニメ「美味しんぼ」を観てこの数十年で日本は随分変わったなぁと思った【感想・レビュー】

 

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ここ最近の日課はアニメ「美味しんぼ」を観ることで、1日2〜3話ぐらいのペースで見ています。

料理や食の勉強になるし、当時の社会風景がわかってとても面白いです。

 

漫画原作の連載が始まったのは1985年で、2019年の現在は休載中、まだ完結はしていないとのこと…!

アニメが放映されたのは1988年〜92年なので ちょうどバブル真っ只中。

バブルを知らない世代からすると、あ〜バブルってこんな感じなのかぁと興味津々です。

 

Amazonプライムで公開されている121のエピソードのうち、今やっとエピソード65まで見終えました。

一つの話がだいたい30分とすると、もう30時間以上「美味しんぼ」に費やしてることになります(°_°)

 

Amazonに載っているアニメ「美味しんぼ」のあらすじはこんな感じです↓

東西新聞文化部の記者である山岡士郎と栗田ゆう子は、同社創立100周年記念事業として「究極のメニュー」作りに取り組むことになった。しかし、ライバル紙の帝都新聞が、美食倶楽部を主宰する海原雄山の監修により「至高のメニュー」という企画を立ち上げた。ここに「究極」対「至高」の、海原雄山と山岡士郎の間で繰り広げられる、料理を通じた親子対決が始まる!!

 

究極のメニュー 🆚 至高のメニュー の対決が始まったのはエピソード65になってからです。

それまでのエピソードのほとんどは、いつも眠そうなサボリーマンな主人公・山岡氏が、周りの人の困りごとを料理や豊富な料理の知識で解決する!という話。

様々な人間模様が一話に凝縮されていて、ホロリとくるいい話がたくさんあります。

一話完結なので気になるものだけ観るのもアリだと思いますよ。

 

グルメの知識が深まる、というのもこのアニメの醍醐味だと思いますが、放送されてから30年ほど経過した現在では、社会の描き方やこのアニメが生まれた社会背景の方につい関心が向いてしまいます。

良くも悪くも、日本は変わったなぁと思うのです。

この記事では社会的な面にポイントを置きつつ、アニメ「美味しんぼ」を見て思ったことを書いていきます。

 

 

バブルの頃の光と陰。日本にゆとりがあった時代がよくわかる

主人公の山岡氏が勤めている東西新聞社があるのは、銀座。

バブルの頃の銀座はとても華やかで、この人たち仕事してるのかな?と思うくらい度々パーティーや接待で極上の食事に舌鼓を打っています。

 

アニメの主な登場人物は、

  • 山岡士郎
  • ヒロインで新入社員の栗田ゆう子
  • 副部長の富井
  • 文化部の同僚女性二人組(絹江・典子)

 

社員旅行〜!とか、横浜に遊びに行くぞ〜!とか、プライベートでもよく遊ぶ仲良し。

やはり会社員全盛期だった頃、会社に入って同僚とワイワイ過ごしているだけでも未来は明るいぞ!な景気の良さだったんでしょうね。

こんなにのんびりした会社の描写、令和の現在ではなかなかないな…と思いました。

 

バブルならではの絢爛豪華な料理、贅沢…などバブルのきらびやかさを描きつつも、このアニメではバブルの影の部分も描いています。

お金にモノを言わせる横柄な態度の人はアニメにいっぱい出てくるし、こんな人が実際にもかなりいたんだろうなーと思うとちょっと辟易です。

豪華な美食ばかりでなく、おふくろの味・思い出の味の良さがよくわかるエピソードも多数。

お金で買える喜びもあるけれど、それだけが幸せなわけじゃない、と作者は冷静にバブルという時代を見ていたのだと想像できます。

 

とはいえ、2019年の今の日本より明らかに「ゆとり」がある社会であるのは確か。

今の日本では経済的な伸びシロや人々の心の余裕は、どんどんなくなってきているよなーということを、「美味しんぼ」を見て改めて気づかされましたね。

 

 

現代では違和感のある上下関係、女性の描き方

士郎の父であり天敵の海原雄山は典型的な日本のガンコ親父です。

「ワシのいうことが聞けないのか〜!(ちゃぶ台返し)」

「この料理を作ったのは誰だ!?いますぐ作り直せ!」

なんてことは日常茶飯事。

30年前はこういう父親像がまだあったのかな…今見ると流石にとても違和感があります。

雄山と従業員(雄山が主宰している美食倶楽部の料理人や配膳係)の関係はお殿様と家来たちみたいだし、土下座する様子も度々出てきます。

今の時代から見るとかなり時代遅れ感があって、この30年で日本はだいぶフラットな人間関係の風潮になってきたのだなぁと気づきました。

 

女性に関しても現代とはイメージがかなり違って、ヒロインの栗田さんは、当時の男性から見た理想の女性像だろうなぁという感じです。

いつもニコニコ、あまり出しゃばらない、感情表現が豊か…

「タッチ」の南ちゃんに似た雰囲気です。

 

栗田さんの同僚の絹江は「オールドミス」と呼ばれていたんだけど、それは失礼すぎじゃないかと…

当時はまだ「女性は若いうちに結婚するのが幸せ」という空気が根強くあったんでしょうね。

 

2019年時点で日本は生きづらいよ系のニュースもネットでよく目にしますが、30年前よりかなり多様性が認められ、女性や外国人の差別が減り、人々が自由になりました。

もちろん景気が良かった頃の楽しさもあるだろうけど、2019年の日本は当時より良い面もかなりあるんじゃないの!?と思ったのが正直なところです。

会社を辞めることも、働く女性も海外移住する人も増えたし、結婚しない・子供を産まない選択肢も30年前よりは理解があるし、スマホもあるし…確実に多様な人生が選べる時代になっています。

 

文化は社会と共にある

アニメ「美味しんぼ」を見て、文化は社会と共にある、ということを強く思いました。

このアニメが生まれたのは、バブルという時代背景があったからこそ。

2019年にテレビで放送したら炎上しそう…

 

ネットがなく、日本が上り調子だった頃は今より文化の多様性が認められていたのだろうと想像します。

2019年現在だとちょっとしたことでネットで炎上するし、経済的な希望が持ちにくい全体感なので「共感」ばかりにフォーカスが当たってあまりに「羨ましい世界」は描きづらくなってしまっているんですよね。

 

比較的、という意味で

人の生き方が画一的だけど、文化は多様なバブル期

人の生き方は多様だけど、文化は似通ったものが多い(または細分化、メガヒットが生まれにくい)現在

…な印象があります。

 

人の生き方も、文化も多様で豊かになる時代は、いつになるのでしょうか。