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これはバッドエンドなのか、ハッピーエンドなのか・・・
映画の概要
一言で言うと、
小悪魔な女に翻弄され、あげくフラれてしまう男の物語。
グリーティングカード会社のさえない会社員トムは、会社に新しく入ったサマーに一目ぼれしてしまう。
トムは一途で、真実の愛を探している。
サマーは奔放な性格で、愛などは信じていない。
二人が出会ってからの500日間を、トムの視点で描く。
時系列はバラバラで、場面は断片的だが、「あっという間に見終わってしまう」ようなテンポよく見られる構成になっている。
感想など
まず、思ったのがサマーがめちゃくちゃカワイイ!ということ。
黒髪前髪ぱっつんロングヘアーで、凛としたエキゾチックな魅力がある。
ファッションもお洒落で、そこに注目するだけでも見ていて楽しい映画だと思う。
こんな素敵な女性ならひとめぼれして、惑わされてしまうのも無理もない、とトムに同情したくなってしまった。
描き方によってはゲスになってしまいそうな内容だけど、
トムの切なさを想いながらも、重くなく、明るい気持ちで見続けられて、時間を感じさせないほどだった。
会話が軽やかでウィットに富んでいて、音楽も心地よく映画にフィットしていた。
映画の冒頭で「これは恋の物語ではない」と断言されるとおり、
ふたりがめでたく恋人になることはないけれど、
これはこれで、良い経験、青春の1ページだと感じられる映画だった。
そう思わせるのは、サマーに悪気がなく、思わせぶりでもなく、きっぱりと「好意はない」ことを示していたからだと思う。
思わせぶりな女に騙された!という内容だったら、もっと後味が悪そう。
太陽のように光輝き、かと思ったら嵐のように去っていく。
魔性の女とはこのような人のことを言うのだと思った。
この映画で一番好きなのは、最後のシーン。
思わずくすっと笑ってしまったし、なんとうまくまとまった最後!と思った。
この最後のシーンにより、いままでのことが良い経験、と思わせられた気がするし、
うまくいかなくても、これはこれでハッピーエンドだという気もした。
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