ディズニーにまつわるビジネス書、社会の本で実際に読んでみてよかった本を紹介します。「9割がバイトでも最高の感動が生まれる」「ディズニーのホスピタリティ ディズニーを知ってディズニーを超える」「 顧客満足入門 ディズニーランドの社会学: 脱ディズニー化するTDR」の3冊です。

↑先日ディズニーシーに行ってきました。
ディズニーリゾートに行くのは久しぶりで、楽しいな〜と純粋に楽しんだ部分もあるのですが…
ディズニーリゾートはなぜ料金が上がっているのにここまで人気があるのだろう?人を熱狂させる秘密が何かあるのではないか?と、ビジネスとしてのディズニーにとても強く興味を持つきっかけになりました。
そこでディズニーのビジネスにまつわる本を何冊か読んでみたので、特におすすめの3冊を紹介します。
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9割がバイトでも最高の感動が生まれる ディズニーのホスピタリティ
バイト(ディズニーではバイトのことを「キャスト」と言います)の研修ではこんなことをやるよ、ということが詳しく書かれた本です。
ここまできっちり研修するんだなぁと驚きました。
先日ディズニーシーに行った時にキャストの方の対応に感動したことがありました。
園内マップが欲しかったのでレストランのキャストの方に「園内マップはこの近くだとどこに置いてありますか?」と聞いたところ、「店に在庫があるか見てきますね」と言ってマップを持ってきてくれたのです。
マニュアル的な対応だったら「〇〇のあたりにありますよ」と教えてくれるだけだと思うのですが、機転の利いた対応にさすがディズニー!と嬉しくなりました。
この本を読んで、こういった対応ができるディズニーの接客に納得感が深まりました。
しかし、一方で疲弊している現場も…
売店でもレストランでも単純作業のレジのお姉さんは不機嫌そうで、なんだか怖そうな人が多かったです。
お客様に合わせて対応できるポジションの方は生き生きとしていましたが、キャストさんの中でも差があるなぁと感じました。
ディズニーを知ってディズニーを超える 顧客満足入門
こちらの本は、ビジネスとしてのディズニーをわかりやすく解説している本です。
ディズニーリゾートにおいてどうやって現場を率いているのか、どうしてディズニーは顧客満足度が高いのか、がわかります。
スタバ、アップル、ジンズなど有名企業を引き合いに出しているので、ブランド価値の高い企業はこうやって人々を惹きつけているんだなぁと目からウロコな部分がたくさんありました。
ブランド価値の高い企業は、短くてわかりやすい言葉で世界観を表現するのが本当に上手いですね。
ディズニーのミッションは「We create happiness」
それに、顧客満足の徹底という点でディズニーは圧倒的に他のテーマパークと差をつけているなぁと思いました。
ディズニーランドの社会学: 脱ディズニー化するTDR
ディズニーを社会的に分析、考察したガチの論文です。
パッと見では読みにくそうな印象でしたが、読み始めると面白く、とても引き込まれました。
私は今30歳なのですが、私たちの親世代(50〜60代)ってディズニー好きな人が多いんですよね。
この本によるとディズニーは戦後のテレビ普及と連動して日本に浸透していったようで、だから親世代にここまで支持されているんだな、と長年の謎が解けました。
親世代→子世代とディズニー好きが受け継がれているので、時が経っても人気が衰えないという。なるほど。。
戦後に流行したプロレスの勧善懲悪の世界観もディズニーと通じているところがあるらしく、へぇなるほど、と思って読みました。
確かに、ディズニーシーのパレード「ファンタズミック!」は典型的な勧善懲悪で、みんな仲良く!という世界観のサンリオのパレードとは対照的でした。
マニアックすぎてついていけなかったところもありますが、ディズニーを立体的に理解するにはとても興味深い、貴重な一冊です。
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