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魚介類を求めて「大きなEDEKA(エデカ)」に行った時のこと

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近所のEDEKA(エデカ)は小さい。

エデカはドイツの有名なスーパーマーケットチェーンで、「赤のREWEと、青のEDEKA♪」と歌いたくなってしまうほど、どこの街にでもあるドイツの2強スーパー。

うちの周りには特別大きなスーパーがあるわけではないので、新鮮な魚介類やちょっと珍しいものが食べたい時は街の中心地にある品揃えの良い「大きなエデカ」まで電車に乗って行く。

地下鉄の駅の階段を上がるとすぐに「大きなエデカ」が見え、中に入ると階段のないなだらかな下り坂のエスカレーターがある。吸い込まれるように下っていって、店内を見渡すとあまりのお洒落さに最初は息を飲んだ。薄暗い店内に並べられた色鮮やかな野菜はスポットライトを浴びているように光り、肉や魚やチーズの対面販売のカウンターもそれぞれに洗練されている。日本で言うところのRF1のカウンターを見た時の感動に似ているかもしれない。

ドイツの一般的なスーパーには、だいたい肉カウンターとチーズカウンターは標準装備だけれど、魚カウンターはない。しかし、この「大きなエデカ」には幻の魚カウンターがある!それもサーモンやサバなどドイツでよく見かけるものだけではなくて、ホタテの切り身やタコやエビなどが生で売られていて、このカウンターを眺めているだけで魚介類が手軽に食べられないストレスが癒されていく。

たぶん人生で初めて、魚介類が並べられた様子を見て美しいと思った。ディスプレイも完璧なのだ。ショウウィンドウに飾られた宝石のように、海の幸はきらめきを絶やさない。

炒めたホタテと、サバの薫製withパプリカ。ホタテは生で食べる勇気がなかった。サバにパプリカを振りかける発想が日本にはなくて、お洒落すぎる。どちらも美味!

イクラを見つけて大興奮!

念願のイクラごはん!!

トマトパスタにキャビアをたっぷり…と言いたいところですが、これは実はキャビアっぽい海藻。5ユーロぐらい?えらい安いなぁと思っていたら、フタにVEGANって書いてあった。

「大きなエデカ」周辺のターミナル駅の南側のエリアは美術館やコンサートホールがあり、落ち着いた大人の街の雰囲気が漂う。ショッピングモールが乱立し、若者が多い北側のエリアとは一線を画した高級感がどことなくある。

南側エリアの大通りを歩いていた時、曇りがちだった空に晴れ間が差してきて街路樹はきらきらと輝き始めた。その光の中で街の人たちがゆったりとショッピングを楽しんでいる様子が美しすぎて頭から離れない。風格のあるオーガニックのパン屋やポップでキュートなケーキ屋、行列をなしている肉屋。観光地でもないのにおとぎの国のような街並みが現実に存在していることにただただ驚いてしまう。(その素晴らしさを写真に収めることはできなかったのだけど)

可愛いお店は山ほどあったけれど、結局選んだのは以前から行きたいと思ってGoogle マップに保存していたラーメン屋。夫は唐揚げ丼と枝豆のセットを、私は餃子をテイクアウトした。大通りの脇の、ちょっとした広場で餃子にかぶりつく。

こんな風景を見ながらドイツで餃子を食べた

餃子はとても美味しく、日本を思い出させる味だった。日本の餃子よりは全体的にやわらかく、味付けも優しいような気がしたが、以前ドイツのスーパーで購入した餃子に比べると、本当に私がイメージした通りの「餃子」だった。ドイツの料理も好きだけれど、祖国の味はなんというか、心に染みる。テイクアウトでラーメンはちょっとなぁと遠慮してしまったので、今度は店内でラーメンを食べたいな。