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2023年4月13日(木)に発売した村上春樹氏の新刊「街とその不確かな壁」をKindleで購入しました。
4月12日の夜からスタンバイしていて、0時になった瞬間にポチッと。
Kindleで発売日の0時に購入できるなんて、時代が変わったなぁと思う。
少しずつ大切に読み進めていて、いま全体の5%ぐらい。
久々に読む村上春樹のなめらかな文章、村上春樹ワールドに引き込まれます。
村上春樹の小説を読み始めてから、もう20年弱は経っていると思います。
(そんなに時が経ったんだな〜、、)
唯一、小説をほぼ全て読んでいる作家さんです。
サムネイルの写真にある本はいま手元にあるもので、実家にはもっとたくさんあります。
久しぶりの新刊!ということで、村上春樹氏の作品との出会いについて書いてみます。
高校生の時に初めて読んで、衝撃を受けた
村上春樹の小説を初めて読んだのは、おそらく高校生の時。
「ノルウェイの森」だったか「風の歌を聞け」だったか…売れているらしいから、読んでみようかな、と本屋で手に取った気がします。
私は「本は好きな方だけど、本の虫と言われるほどは読んでない」ぐらいの読書量です。
本屋に勤めていたぐらいなので本は好き。でも図書館にこもってずっと本を読んでる、みたいなタイプではなくて、読書家の人と比べるとそんなに読んでない方だと思う。
村上春樹に出会うまでは、現代の小説家でこの人が大好き!と言える人はいなかった。
でも村上春樹の本を読んだときは、「なんだ、、これは、、、」と、衝撃が走ったことをよく覚えています。
圧倒的な読みやすさや表現の的確さ、やさしい言葉で描く立体的な物語、独特な世界観。夢中になって、通学中の電車で読みました。片道で60ページほど読んでいたような気がする。
そして読み終わると新しい文庫本を近所の本屋に買いに行って、を繰り返していました。
なんというか、「自由の缶詰」のように、本の中にはとにかく自由が詰まっていた。特に初期3部作あたりは。
高校生や大学生の頃は、そのふらふらとした主人公の自由さに憧れたものです。
深く考えすぎず、とにかく行動していく話のテンポも合っていました。
心の奥底にあったけれどうまく言語化できていなかったものが本の中にある気がして、自分のお守りにしたい言葉を文章の中に探していました。
大人になった今、高校生の頃とはまた違った感性で読めるのかなと思うと楽しみです。
ここまで影響を受けた作家さんはただ1人で、たまに昔の作品を読み返したり、新作が出れば心が踊ります。