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考える時間と考えない時間を意識的に選択していくということ

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「読書の夏」と呼べるほど夏は家の中で本を読む時間が長い。

暑さに弱いもので、というかここ数年の東京の暑さは危険すぎると思うので日中はあまり外に出ずに家ライフを充実させることにしている。34度を超えたら基本外出禁止。フェスとか行けちゃう人は羨ましいけどね!

今年の夏は特に「心のあり方、考え方」についての本を読むことが多かった。

それは、今よりもっと心のあり方を成熟させないとブログを書き続けられないんじゃないかという思いが心の片隅にあったから。

書くことを続けるにあたって、メンタルを保てるかどうかはとても大事。

個人事業主たるもの、自分にやる気という火を灯し続けなければならない。しかしむやみやたらに燃やしすぎてたちどころに灰になってしまってもだめだ。

毎日毎日、日常のアップデートをし続けている。

様々な本を読んで最終的に思ったのは「考えることは大事。そして考えないことも大事。だから、考えることと考えないことを意識的に選択することでほどよい思考との付き合い方ができる」ということ。

この記事では「考える」について考えたことを書いていきます。

考えることで登りたい山に登れる。でも、考えすぎると病む

考えることが大事だ、と色々な人が言う。思考法についてのたくさんの本がある。

個人で仕事をしている人なら誰しも、考える必要が出てくる場面に遭遇する。

取捨選択をし、次の一手を決めなければならない。

人から言われたことをそのまま鵜呑みにするだけでは、自分の登りたい山を選択し、登ることは難しい。

ブログの運営にしても考えることは大事で、何も考えずただただ記事を量産すればいい、なんてことはない。

このタイトルは読みたくなるか?この分量だと読みやすいか?読者の求めている情報が載っているか?

細かなことから大まかなことまで、考えてこのブログの数字を伸ばしてきた。って言ってもまだまだなんだけどさ!

まぁ、戦略を考えずにただひたすら記事書くよー!みたいな勢いだったら、少なくとも今みたいな状況にはなってないと思う。

考えることは本当に必要。でも、考えることに向き合い続けるのは如何せん疲れる。

考えすぎると気力が奪われ、度が過ぎると病みます。

メモの魔力 前田裕二 【感想・書評】「メモの魔力」は、なぜメモの力ではなくメモの魔力なのか

↑「メモの魔力」を読んで考えるのがとても楽しくなった反面、考えすぎた結果病みそうになった。

文章を書く仕事をしている人や経営者で精神を病んでしまう人、神経過敏になってしまう人は結構多いように感じるのだけど、それは考えすぎが原因かもしれません。

考えないことでフットワークは軽くなる。しかし考えなさすぎるとどこかで大きな壁にぶつかる

20代後半以降の私はかなり考えて生きているけれど、20代前半までの私は、マジでほとんど何も考えていなかった。

なんであんなに勢いだけで生きてたんだろ〜?と不思議。

今より世界が全然見えてなくて、考えることを放棄して自分の身を守っていたのかもしれない。

ただただ遊んで、誘われたら行って、少しでも興味のあることには飛びついていた。

少し話は逸れるけれど、オンラインサロン的なコミュニティに20代前半の頃は何も考えずに飛び込んでいけたんだよね。

興味がある、なんか面白そうだからとりあえず行ってみようって。

目的意識を持って参加できてれば最高だったんだけど、今となっては飛び込んだこともいい経験だなと思う。

すごく考えるようになった今では、オンラインサロン的な何かに入れなくなったから。(何か合うコミュニティに出会いたいなという気持ちはあるけれど、理想が高くなってしまっているのかも)

20代前半ごろの「マジで何も考えてない頃」の記憶を辿ってみるに、とにかくフットワークが軽くて体力があるんだよね。

で、これはただ若くて体力があるから、というだけではないような気がしてきた。

年のせいで体力がなくなった?とか思ってる場合、30代前後だったら体力の問題ではなくて単に考えることが増えて考えることを飼い慣らせていないからという可能性もあると思う。

考えるというのも大事だけど、考えずにとにかく行動するぞー!という勢いもまた大事だから、考えないフットワークの軽さも武器なのだよね。

ただ、考えなさすぎると「オリジナリティのある人生を歩みたい」と思い行動し始めたときに大きな壁にぶち当たる。

あぁ、なんで自分は今まで何も考えてこなかったんだろうという後悔の念が湧き上がる。

考えない人生では、レジャーは楽しめるし普通の幸せは得られるかもしれない。でもその先には行けないということだ。

私は20代後半で価値観の転換をするのに、本当に多くの時間を要した。

「考える」「考えない」のスイッチを意識的に押すこと

考えることにも、考えないことにもメリットがあるし、どちらかに偏りすぎても理想の生活ではない。

となれば、「考える」「考えない」を1日の中で意識的に選択するのが一番なのでは?と思った。

集中して考える時間と、意識的に考えない時間を使い分けるのだ。

最近では「考える」「考えない」のスイッチを押すイメージを持って、考える時間に制限をつけるようにした。

脳が休まる時間が増えて、より生きやすくなったように思う。

理想的な考え方=頭に浮かんだことをメモ、書きながら考える

色々な本を読んで、考える時間ってそんなに多くなくていいと思った。

以前は歩いているときや電車に乗っているときも考える癖があったけれど、それもやめた。意識的にオフしてる。

少ない時間で集中して考えて、後の時間はフワーッと目の前にあるものを感じて、何かアイデアが降ってきたら書き留める。

それぐらいがちょうどいいんじゃないかな。

考えるときは、ノートに向かって紙に書きながら考える。頭の中だけでぐるぐると考える時間は極力少なくする。

「メモの魔力」の思考法は本当に革命的で、私はこの方法にいま出会えてよかったなぁという思いでいっぱいだ。

考えなくても体が勝手に動くのがプロの領域

先日、渋野日向子選手がゴルフの全英で優勝したニュースに対してとあるコメンテイターが

「これだけの大勝負で笑顔が出るほど余裕があるということは、決断が自動化されているということ。考えないで決断できるレベルに達している」

と言っていて、興味深いなぁと思った。

これまで散々「考える」「考えない」について書いてきたけれど、最終的にはこの「考えないで最適な判断ができるレベル」になりたい。

よく思い返してみると、プロの手つきってオートマティックな雰囲気がありませんか。

漫画家の人が漫画を描いている様子は手が勝手に描いてる〜という風ななめらかさがあるし、プロのテニスプレイヤーはいちいち「こんなフォームで打つぞ!」と考えていない。

頭よりも体が先行しているイメージ。

「考える」の先には「考えない」がきっとある。

「考えない」で書けるようになりたいなと思う今日この頃です。

<参考図書>

アイキャッチ画像:Photo by Elena Saharova on Unsplash