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こんにちは、momoです。この記事は30代日本人夫婦の妻が書いています。夫の仕事の都合で1年半ほどドイツのNRW州に住んでいました。こちらの旅行記はその当時のものです。
ドイツ西部に住んでいた頃の1月下旬、とても寒い時期にドイツの首都・ベルリンに行きました。とにかく極寒で、手袋を何度も着けたり外したりして、凍える手で写真を撮っていたという記憶です。5℃以上になることはほとんどなく、だいたいいつもどんよりとした曇りで、強風の日も大雨の日もありました。
歩いていると息を飲むような立派な、私の想像力を遥かに超える建物に度々遭遇する。見惚れて写真に収めたいと思う。あぁまた手袋を外さなくては、と手を冷たい外気に晒し、凍りそうな指でシャッターボタンを押す。そんなことの繰り返しでした。
ドイツの大都市はかなり周りましたが、ベルリンはその中でも毛色の違う街でした。いわゆる「メルヘンチックなザ・ドイツ」というよりは現代的で、ギラギラとしたガラス張りの建物が多かった。アジア人は他の都市よりたくさんいて、私たち日本人がいても特に珍しい存在ではない、という感じでした。観光地なら英語にもバッチリ対応しています。
ベルリンのクラブなども行ってないし、夜は出歩いていない、極めて健全なベルリン旅行記です。
1日目:ドイツ西部からICE(ドイツの新幹線)でベルリン中央駅へ。ホテルのレストランで夕食
2日目:ソニーセンター、ベルリン楽器博物館、ブランデンブルク門
3日目:ビキニベルリン、コインランドリー、クーダム
4日目:コンピューターゲーム博物館
5日目:次の都市・パリへ
ドイツの新幹線ICEの1等車では温かい食事を注文することができます。スープやパスタなど色々ある。もちろんビールも豊富!
Eillesのグリーンティーがとてもおいしかったです。Eillesの紅茶はドイツでよく見かけたけれど、日本で見かけたことはない。これまで飲んだ中で一番おいしい紅茶なのになぁ
食事を運んでくれた職員さんにチップを渡したらチョコいっぱいくれたー!チップの必要どころがわからなかったので、迷ったらとりあえず渡すようにしていました。チップ前後でめっちゃ機嫌が変わるドイツの人多かったな笑
サムネイル画像はベルリン工芸美術館。前を通っただけなので、記事中には登場しません。色使いや直線的なデザインやフォントがドイツっぽくておしゃれだなー!と思って撮った一枚。ドイツっぽいといえば曲線的でメルヘンチックな可愛い建物でもあるけど、こういった無骨なデザインも(ハンブルクの煉瓦倉庫の街並みのようで)ドイツっぽい。
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ICEでベルリン中央駅に着いて、駅があまりに立派で綺麗で驚きました。
ガラス張りの高い天井に、空港のように広々とした空間。スタバやマックなどドイツでもお馴染みのチェーン店が軒を連ね、人々が四方八方へ行き交う活気のある場所でした。想像していたより駅や駅周辺は清潔で明るい雰囲気。
ベルリン中央駅内のイタリアンチェーンで。セルフ式なのでチップのやり取りもなく、手早く食事したい時によかったです。イタリアンは日本で食べ慣れているので安心感ある!この写真だと空いてそうに見えますが、店内はとても混み合っていました
ベルリン中央駅を出てすぐのところにあったビル。こういう大胆なデザインのギラギラしたビル、かっこいい!
ポツダム広場の近くのソニーセンター。あの日本のソニーのビルです!
複雑なデザインで見渡す限りのギラギラでした。現在は閉業中とのことで、閉業前の貴重な写真になってしまった…
スタートアップやフリーランスの聖地と呼ばれるベルリン。we workもありました。こちらは現在も営業しているようです
スープで温まる✨寒くてもビールは飲むっ!
小ぶりなソーセージ、ニュルンベルガー・ヴルスト 下にはザワークラウト
優しいお味、ハーブや柑橘類が爽やかで美味しかったフォー
揚げ餃子!ドイツでは GYOZA、RAMEN、YAKITORI、EDAMAMEはメニューとしてよくありました。この辺りの日本語はドイツで浸透してそう
旅行に行った時は積極的にアジア料理を食べます。都会の方がアジア料理のお店が充実しているので。やっぱり日本人は、アジアの味覚なんだよなぁということを何度も思いました
ビキニ・ベルリンというコンセプトモール?ショッピングモール?内のフードコートに行きました。ホテルから近かったので毎日のように通っていたビキニ・ベルリン。
ポキ丼❤️白米の上にシャケがのってるご飯がドイツで食べられるなんて…!と感動してしまいました。割り箸には日本語で「おてもと」
フードコートの入り口
ビキニ・ベルリンがカラフルで本当にイケてるんだよねぇ。フードコート内には寿司、ラーメンなどアジア料理屋がかなりありました!
動物園の隣なので、窓からは動物園が見れます。入園料を払わなくてもビキニ・ベルリン内からかなり見れるという太っ腹っぷり🦒
コインランドリーの待ち時間に寄ったカフェ。
ここで食べたエクレアが本当に美味しかったなぁ。
コインランドリーがある場所は、どの街でもローカル感のある場所で。華やかな観光地から一気に地元の生活感のあるムードに引き込まれるのも旅行の醍醐味。こちらのカフェでは地域の常連さんと店員さんがとても仲良さそうにおしゃべりしていました。そのアットホームな雰囲気が忘れられない。
アイスやベリーがのった大きなクリームブリュレ!美味しかった🍓
1788〜1791年にプロイセン王国の凱旋門として建てられたブランデンブルク門。
ベルリンの定番観光スポットのブランデンブルク門。ここのあたりに来たほんの一瞬だけ青空が見えました。ほぼ曇天、雨天だったベルリン旅行の貴重な晴天です。
ブランデンブルク門の前で自撮り棒で写真を撮ってたら、金髪のお姉さん二人組に「あなたたち写真撮るの上手そうだから…!」と写真を撮るのをお願いされました。人に頼むのが上手いっ!
学生時代は部活でオーケストラをやっていたので、ドイツといえば、ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、メンデルスゾーン…などのクラシック音楽の大作曲家たちが思い浮かびます。夫は子供の頃ピアノを習っていたみたいで、共通の趣味として音楽があるのでベルリンで楽器博物館に行ってみました。
場所はバス停「フィルハーモニー」駅のすぐそば。軽い気持ちで行ってみたけれど、驚きの連続でした。ベルリン楽器博物館にはヨーロッパの楽器が約3,200点所蔵、そのうち約800点が展示されています。
学生時代はチェロを弾いていたので、チェロ(一番右の大きい楽器)を見つけると懐かしい気持ちになります
チェロのヘッドの部分に人の顔!
超複雑なエレクトーン。鍵盤が4段な上に、ボタンがたくさん。手が2つ、指が10本でどうやってこの楽器を活用するのだろう…2人用なのかな…と、しばし考えてしまった
ピアノとは白鍵と黒鍵の色が逆のチェンバロ。ペイントがお洒落でインテリアとしても素敵だなぁ
小さいギターのようなハープのような…?
ハープ、美しい
語学堪能な人はオーディオガイドを聴きながら鑑賞すると、より詳しく知ることができます。私は鑑賞のみだったけど、それでも十分すぎるほど新たな発見があったし、楽器をやっていた人や音楽好きの人ならきっと楽しめるスポットだと思います。テルミンの体験コーナーもありました!楽器の保存のために館内はとても乾燥していて、鑑賞が終わって外に出る時には喉が痛くなるほどだったのでそこだけはご注意を…
いま世の中に流通していてみんなが知っている楽器の形になるまで、これほどの試行錯誤があったんだなぁとしみじみとした気持ちになりました。最初から最適な完成形があるわけではなくて、機能を足しまくったり、削りまくったりしながらちょうどいい形にしていく長い長い道のりがあったんだ、という気づきがありました。
ベルリンには多くの博物館があるけれど、ゲーム好きな夫と一緒に行ったら楽しそうだなと思ったのが「コンピューターゲーム博物館」
昔懐かしいテレビゲームが展示されていて、しかもゲーム機で実際に遊べるらしい…ということで大雨のゲーム日和に行ってみました。ベルリンの中心地からは少し離れた場所にあります。
大きくなったスーファミのコントローラーでゼルダ!関口宏のフレンドパークみたい
ここからは遊べるコーナー。セガのメガドライブ?テレビの厚みにも時代を感じる…!
レトロすぎるマリオとドンキーコング。マリオ、初期はこんなにつぶらな瞳だったのね🥺
初期の頃のアップルコンピューター。スティーブ・ジョブズの相方のウォズニアックのサイン入り
悪天候だったためか、平日にも関わらず大賑わい!ドイツでもテレビゲームは大人気のようで、ゲームが国境を超えている様子を目の当たりにしました。大人も子供も夢中になってゲームを楽しんでいて、なかなか空いているゲーム機がなかったぐらいの混み具合でした。
他にもダンレボやレーシングゲームなどなど、ここはゲーセン!?ってぐらい遊べる場所でした。(入館料だけで全部遊べる!)レトロゲーム好きな人にはおすすめです。
コンピューターゲーム博物館から出た時もまだ強く雨が降っていました。ホクホクした気持ちで歩いていたら、目の前を車がすごい勢いで走り抜け…ダウンコートがビシャビシャになるほど水をかけられたことは忘れない…
宿泊したホテルから近かったのでよく行っていたモール、ビキニ・ベルリン。どこもかしこもおしゃれでベルリンっぽさ満開で最高!!
洋服、雑貨、お菓子、カフェ、フードコートなどなど。和食器のお店にも立ち寄った気がする
ベルリン動物園付近のクーダムエリアで見かけた教会。第二次世界大戦の空襲で焼失したままの形で教会が残っています。クーダムはベルリンのシャンゼリゼ通りと呼ばれる目抜き通りで、デパートやハイブランドのショップ、カフェなどが並ぶ繁華街。若者が多く国際色も豊かで活気があるクーダムと、戦火の跡の残る教会の両方が存在する街並みは、独特でなんとも言えない気持ちになりました。
クーダムのハイブランド街。デュッセルドルフのケーニヒスアレーでも思ったけど、ドイツのハイブランド店は1箇所に集中してませんか。東京だとある程度点在してブランドショップが街の中にあるイメージがあったのだけど…ドイツだと「この通りのここからここまで全部ハイブランドです!」って並びでさすが効率重視の国、と思いました。入ったりはしないのでウィンドウショッピングを楽しむ!
通りがかったクーダムのおしゃれなカフェ。「Lou」というお店らしい。こういうイマドキな内装のお店がいっぱいあるのよ!!ベルリン動物園駅付近には!
ドイツのお肉屋さんはこんな感じでカウンターにお肉がドーンとあり、店員さんと会話をしながら注文します。これが最初は大変だった…
ベルリンでは特にヒヤッとするようなことはなかったです。パリやブリュッセルと比べると、ドイツはかなり安全だと思います。夜に出歩くとなるとまた話は別かもしれませんが…
1月のベルリンはとにかく寒かったです。ダウンコート、ニット帽、手袋、マフラー必須。カイロもあればなおよかったかも?
1月のドイツは「曇天・雨天・寒い」が続くことが多く、観光シーズンとしては閑散期。クリスマスが終わった後は本当に静かで暗い時期となります。安くて混んでない時期を狙うなら1〜2月がおすすめです。
↓ピレネックスのダウンはしっかり寒さが凌げます
…以上です。天候には恵まれなかったものの、それでもカラフルな力強さが印象的だったベルリン。丸3日間でも周りきれなかったな〜と思うほど見所があります。ベルリンの壁も、博物館の島も行っていない!再訪したいです。
ベルリンは歴史と新しい文化が交錯する、とても面白い街です。ドイツの中でもとりわけ異彩を放っていて、個性的な場所でした。
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