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こんにちは、momoです。この記事は30代日本人夫婦の妻が書いています。夫の仕事の都合で1年半ほどドイツのNRW州に住んでいました。こちらの旅行記はその当時のものです。
ミュンスターには秋と初夏の2回訪れました。1度行ってすごく良い街だと思ったので、その次は泊まりで行ったんですよね。ミュンスターという街を私はよく知らなくて、最初は「近場で大きい街だから行ってみるか」ぐらいの気持ちだったんです。ところが訪れてみるとドイツ有数の治安の良さ、落ち着き、綺麗で可愛らしい街並み…と、好きになる要素ばかり。観光地としての知名度は低いものの、印象に残っている街です。

快速電車RE(Regional Express)で行ける距離!REは日本で言うと、普通電車と新幹線の間…「かいじ」「あずさ」のような存在です

ミュンスター中央駅を出てみて驚いたのは街の静けさでした。人はそこそこ多く、中央駅周辺は街の中でも一番ガヤガヤしていてもおかしくないはずの場所なのに、人々は小声で話し、車の走行音は空気に吸収されているよう。数分過ごしただけで知的で落ち着いた街だと思いました。私が訪れたことのあるドイツの都市は中央駅周辺だと危険な雰囲気を感じることが多かったけれど、ミュンスターはものすごく治安が良さそう。
後から調べて知ったこと↓
- 「世界で最も住みやすい街」「ドイツで最も住みやすい街」に選ばれたことがある(すごい)
- 人口より自転車の数が多い
- 大学都市として有名で、日本から留学する人も多い
- ウェストファリア条約が締結された街
やっぱり!!なんか違うと思ったんだよなぁ。治安の良さも納得です。それにしても「世界で最も住みやすい街」に選ばれるとはすごい。
本当に落ち着いた、大人の街だと思いました。清潔で、落ちているゴミが他の街と比べて段違いに少ないし、自然も美しく理想的な景観が続きます。ミュンスターは観光地としてはあまり有名ではないけれど、ゆったりと落ち着いたドイツの雰囲気を味わいたいならとてもおすすめ!
目次(タップした項目に飛べます)

聖ランベルティ教会。道幅が広くて自転車も電動スクーターも走りやすそう

可愛い屋根の形

このような風情のある建物ばかりの街に暮らすのはどんな気持ちなのだろう。色使いに渋さや可愛らしさがあって、建物見たさにキョロキョロしてしまいます。

どこを見渡してもメルヘンワールド。この日はちょうどハロウィンだったけれど、ハロウィンらしい催しは特に見当たらない静かな日曜日でした。もうちょっと仮装をしてる人がいると思ったのですが。ドイツはクリスマスは盛んでも、ハロウィンはヨーロッパのお祭りではないからそうでもないみたい。

赤い屋根の煉瓦のおうち

紅葉の哀愁が漂う季節でした

川沿いの散歩は心が落ち着きます

帰りの電車に乗る前にスタバに。スタバの中は日本と変わらずで心が落ち着きます。目新しいものばかりの街で、見慣れた風景を見つけた時はホッとするんですよねぇ。店内にいた一瞬だけでも日本に帰ったような気持ちになって、懐かしいなと思いました。

豪華〜!という派手さはないけれど、優しい水色の屋根が上品で全体的に可愛らしい雰囲気で好きです

キリスト教徒ではないので礼拝が目的で訪れることはないのだけど、荘厳な外装、大きなもので包んでくれるような大聖堂の内部、カラフルなステンドグラス、空気を強く震わせるパイプオルガンの音…建物や空間としての大聖堂が好きです。大聖堂の中に身を置くと、身が清まるようなしゃんとした気持ちになる。落ち着いて、リラックスもできる。

かっこいい建物で気になっていたのですが、諸事情で入館できませんでした…

2回目の来訪時に訪れたパブロ・ピカソ美術館。アンディー・ウォーホル展が特別展の時期でした。アンディー・ウォーホルの作品をじっくりと見たのは初めてでしたが、今でいう炎上をうまく乗りこなすようなYouTuberに近いのかなと思いました。型破りなアートを作り、批判されても新しいことをやり続ける、という。ポップなイメージでしたが、ここまで挑戦的な作風だったとはこの時初めて知りました。

自転車や電動スクーターで疾走している人が多かったプロムナード。こんな散歩道が近所に欲しいよう。

私がドイツに住んでいた頃に訪れた都市の中では、一番治安が良かったです。民度が高い街だと思います。なにせ「世界一住みやすい街」だからね!治安に関しては、そこまで警戒する必要はなさそう。
…以上です。有名な観光スポットがあるわけではないのですが、落ち着いてドイツらしい街並みを堪能できるのでおすすめな街です。ヨーロッパでこういう場所はなかなか貴重だと思います。
旅のお供に✨