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【であすす感想】「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」

であすす

 

出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」(河出書房新社)を読みました。

著者の花田菜々子さんは現在「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」の店長をなさっています。

 

とてもキャッチーなタイトルですよね。

本がたくさん並べられている中でもひときわ目を引く、名タイトルだと思います。

略して「であすす」✨

 

内容は、長いタイトルそのままで、著者が実際に経験したことを元に書かれた私小説です。

出会い系サイトに登録し、そこで出会った人に男女問わず本をすすめまくっています。

さまざまな個性を持った人との出会いから花田さんが感じとった人生訓、人に本をすすめるということの考察、本や本屋への愛…

疾走感のあるエンタメ本と思いきや、とても多くのことを学ばせていただける一冊です。

読み始めると止まらなくなるので、夜に読み始めるのは注意ですよ!🤣

 

こんな人におすすめ
  •  同じような日々の繰り返しに飽きてきた人
  • 一歩踏み出す勇気が最近なくなってきてるなと思う人
  • 人に本をうまーくすすめる方法を知りたい人
  • 面白い本が知りたい人

 

 

本屋は愛にあふれていたことを思い出す

 

p.54
「この本は絶対売りたい、内容を知ってもらえたら絶対にたくさん売れるはず」という本を山積みにして自分の言葉で売ることには格別のよろこびがあった。

 

ヴィレッジヴァンガードで12年勤め、その後も本屋一筋の花田さん。

「であすす」の端々に本を売ること、本をすすめることの喜びや情熱がほとばしっていて、その一途な思いに胸打たれました。

私もかつて本屋で社員をやっていたので、そのころのことを思い出して懐かしくなってしまい…

本屋っていい職場だったなってノスタルジーに浸ってしまいました。

 

本屋で働いている人は、基本的に本に対する愛がすごい。

待遇がいいから、という理由で勤め先に本屋を選ぶ人はほぼいません。

本が好き、好きな本を広めたい、一冊の本を確実にお客様に届けたい、という純粋な思いを持っている人が本当に多い職場なのです。

まあ、理想だけではなんともならない現実も多く立ちはだかる場所、でもあるのですが。

本屋の仕事に興味がある人は「であすす」を読むと内情がわかるかもしれません💡

本屋好きならきっと好きになる本だと思います!

 

人に本をすすめる勇気がもらえる、「本のすすめ方」がわかる

 

私はこれまで、この人にはこんな本がぴったりなんじゃないかな?と思っても、迷惑かな?と思ってやめてしまうことが何度もありました。

でも「であすす」を読んで、本を人にすすめることのもつ可能性に何度も触れて、人に本をすすめてみたいという気持ちが再燃しました。

すすめて読んでもらえなくてもいい、とにかくすすめてみることが大事。

 

p.188には、花田さんが編み出した本のすすめ方

「あなたが素敵」+「この本素敵」=「素敵なあなただから素敵なこの本がおすすめです」作戦

が書いてあって、これは本当に実践してみたいと思いました。

 

相手に不快な印象を与えず本をすすめる方法を私も常々考えていたので、この部分を読んだ時は、ハっと目がさめるようでした。

p.187〜p.190の、花田さんの「人に本をすすめること」に関する考察がとても面白いので、ここだけでもぜひ読んでほしい!

 

新しいことを始めたり、とにかく行動したくなる

 

最近穏やかだけど新しい出会いがないなーという生活を送っている私は、花田さんの波乱万丈な出会い系ライフを読んで衝撃を受けました。

同じ「東京に生きている」と言っても人によって生きている時間はぜんぜん違うのです。

 

花田さんは危険を冒しながらも面白い日々を生きていて、私もどんどん行動してみようという気になりました。

行きたいと思ったらすぐ行ってみよう、と思い今は新宿のTSUTAYA BOOK APARTMENTでこの記事を書いています。

 

「面白い本」情報がたくさん仕入れられた!

 

本に詳しい花田さんが実際にすすめた本がたくさん載っているので、読んでいる人も「これ読みたい!」という本にきっと出会えるはず。

本の巻末には、すすめた本がリストになっています。

 

私は、いつか読みたいと思っていた「深夜特急」(著:沢木耕太郎)を、本当に読もうと決心しました。

読みたい本がありすぎて、後回しになってしまう本というのはたくさんある。。

 

 

いちばん印象に残ったフレーズ

 

p.106
確固たる信念を持って、人と違う価値観を生きる人を見ると、なぜ元気になれるのだろう。
牧さんはただ自分の好きなことをしているだけなのだろうが、話を聞いているだけでワクワクした。

 

おわりに

 

ものがたり受難の時代 – Chikirinの日記 – はてなダイアリー

ちきりんさんがこの記事で書かれているように、現代では「ものがたり」よりも、リアルな現実の方が人々を魅了することがしばしばあります。

私自身も、バチェラージャパンテラスハウスなどのリアリティーショーやドキュメンタリーを好んで観ている傾向あり。

 

「であすす」は、そんな2018年の日本の空気感にマッチしたリアルなお話です。

平和な日常生活よりも刺激的で、でもまったく現実からかけ離れたわけでもなく、絶妙な「夢と現実感」があります。

面白く、かつ、ためになることもたくさんあるので、気になった方はぜひ✨

 

 

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