湖畔を歩いているときに思うこと【ドイツ#10】

オスのオシドリ ドイツ

 

 

湖の周りはたいてい静かだけれど生き生きとした活気に満ちている。一人で歩いている人、おしゃべりを楽しみながら歩いている二人組、ローラーブレードをしている人、芝生に座ってビールを飲みながら日光浴を楽しむ人、ロードバイクで疾走している人、走っている人。湖上ではヨットやカヌーをしている人もいる。仲睦まじく手を繋いでゆっくりと歩いている老夫婦を見かけた時には、積み上げてきた時間の重さを感じ、なんだか温かい気持ちになる。

 

 

ドイツ 湖

 

それぞれが、それぞれの湖の楽しみ方をしている。ドイツに来ていいなぁ、と思うのは、年齢や性別に関わらず自分がやりたいことをやっている雰囲気があることだ。日本ではまずローラーブレードをしている大人は見かけないけれど、ドイツでは大人も子供もローラーブレードで遊んでいる。男性二人組でおしゃべりをしながら湖畔を歩いている人もよく見る。

 

 

 

日本だとなんとなく「年相応のことをしなければならない」雰囲気があるけれど、自分がやりたいんだったらやればいいんだよな、ということを思いながら日本人の私は湖畔を走ったり歩いたりしている。ひとり東洋人がいても、誰も特に気にも留めない。

 

 

ドイツ カモ

 

5月にはカモの親子をたびたび見かけた。ふわふわのおしりをフリフリしながら、お母さんについていくヒナはとても可愛い。でも、道端にフンが落ちていることが多々あるので見惚れているだけでは危険だ。犬のフンにもよく遭遇する。ドイツに来てから、下を向いて歩く癖がついた。

 

 

 

こんなに小さかったヒナたちだけど、6月になると大きなカモの群れに変わっていた。1ヶ月でとても立派になっていた。カモの他には白鳥や黒鳥もよくいて、優雅に水の上を泳いでいる。

 

 

 

橋を渡って対岸に来てみる。これは睡蓮、なのかな。草木がサワサワする音と小鳥の鳴く声に包まれている時には、平和に感謝したい気持ちになる。

 

 

 

日没が21:30ごろなので、かなり遅い時間に行かないと夕陽を見ることはできない。ドイツに来た当初は明るい夜が不自然に感じたけれど、それにももうだいぶ慣れたかな。早朝や夜の湖畔は昼間とは違った神聖さで、それもまた好き。