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インビザラインの歯列矯正を始めて約7ヵ月経ちました。
インビザラインは、透明のマウスピースを装着するタイプの歯列矯正です。
食事と歯磨きの時以外、1日21時間以上はマウスピースを装着する必要がありますが、それだけで歯が移動していくなんて、画期的ですよね。
マウスピースは、iTero(アイテロ)というハンディカムで歯の周りを撮影するだけで作製できます。
ピンクの、ねちゃーっとした物体を口に押し付けられて、かすかに身悶えながら歯型をとったりしなくていいんですよ!
技術の進歩に驚きまくりでした。
左が矯正開始前の歯の状態で、右側が矯正後の理想の歯並びです。
合計20個のマウスピースがあるのですが、2週間ごとに交換していって、少しずつ理想の歯並びに近づけていきます。(マウスピースの個数、交換期間は人によって異なります)
現時点では16個目まで進みました。
最初の頃とは比べ物にならないほど綺麗な歯並びになっています。
私は歯並びがものすごくがたがた、という訳ではなかったのですが、前歯が1本前に出ているところ、噛み合わせが悪いところがずっと気になっていたので思い切って28歳のときに歯列矯正を始めました。
肩や首の凝り、頭痛などもあり、歯並びを直したらこれらの症状も治るかな?という期待もありました(実際、歯列矯正を進めているうちに改善されていきました)
歯列矯正って、お金がとてもかかることだし、失敗したり、痛くて生活に支障が出たら嫌だな~という、始める前の不安がかなりありますよね。
私は不安だったので、ネットで口コミなど相当調べました。
しかし、そんな不安とは裏腹に、いざ矯正が始まってみれば想像していたよりずっとラクだったし、インビザラインはなんて素晴らしい矯正方法なんだろう!もっと普及してほしい!と思いました。
今はまだ日本で一般的な矯正方法ではないようですが、これからどんどん広まっていくと信じています。
実際、インビザライン発祥の地のアメリカでは、インビザラインが最もポピュラーな矯正方法になっているようです。
インビザライン矯正を始めたいけれど、どうしようかなと悩んでいる人の背中を少しでも押せるように、記事にしようと思い立ちました。
良かったことはもちろん、面倒だったことも正直に書いていきます。
メリット、すごい!と思ったところ
1、最初の検査時のストレスがほとんどない
冒頭でも書きましたが、iTeroというハンディカムで撮影するだけで型取りが終わるので検査、型取りのストレスがほぼありません。
ただ、iTeroを導入している歯科医院は日本ではまだとても少ないそうです。20ぐらいとか…
ですが、iTeroのラクさ、正確さはすごいので、できればiTero導入医院がよいと思います。
2、最初の検査の時点で完成イメージが見られる
iTeroでスキャンした歯のデータは数分で画像に変換されます。
いまどきこんなことができるんですね!?
画像を見せられたとき、技術への驚きと、これからこんなに歯並びが綺麗になるんだ!という希望でとてもわくわくしました。
ゴール地点が見えていると、安心ですよね。
ちなみに、マウスピース5個目ではこんな感じの歯並び、という途中経過の画像も見られます。
3、矯正中の痛みがほとんどない
一番気になるのが「痛み」ではないでしょうか。
金属のワイヤー矯正は相当痛いと聞きます。
しかし、インビザライン矯正は、すごくつらくなるほどの痛みはありません。
多少痛いのがマウスピースを交換した初日~3日目ぐらい。
なので、大事な予定がある日はマウスピースの交換は避けるようにしていました。
痛いというよりは、歯が締めつけられてる、という感覚です。
1週間ぐらいすると締め付け感や違和感はすっかりなくなります。
交換したてだと、歯を動かしている分体力を消耗する感じもあるので、マウスピース交換初日はなるべく大人しく過ごすよう心掛けていました。
4、取り外しができるので、矯正中に虫歯になりにくい
ワイヤー矯正だと矯正器具が外せないので食べかすが器具にはさまって、そこから虫歯になりやすい、ということを聞きました。
インビザラインだとマウスピースを外せるので、歯磨きはバッチリできます。
5、目立たないので周囲の人に気づかれにくい
透明なマウスピースを上下にしていても、周囲の人には気づかれないことが多かったです。
「いま歯列矯正してて…」と事情を説明しても、「どこについてるの!?見えない!」と、よく驚かれました。
遠目からでは全くわからないと思います。
10個目のマウスピースから白い輪ゴムをマウスピースの切り込みにひっかけて出っ歯を矯正することになったのですが、それはさすがに気づかれました。
でもマウスピースだけなら、ほんとに目立たないです!
6、歯を抜かずに矯正できる
私は奥歯に銀歯があったので、それを0.5ミリ小さい詰め物に変えることで歯間に隙間を作りました。
それでも足りない分は、歯をほんの少しだけ削りました。
人によりますが、歯を抜かなくても矯正できることもあるんだなーと驚きました。
7、期間が短い。私の場合は1年弱で矯正できる見込み
矯正は最低でも2年ぐらいかかるイメージがありましたが、なんと10ヵ月でマウスピースの全ての行程が終えられる予定とのこと。
マウスピース矯正を始めるまでに、親知らずを抜いたり銀歯を小さめの詰め物に替えたりで2ヵ月ほどかかったので、ちょうど1年くらいですね。
想定していたよりずっと早く終わりそうで嬉しいかぎり。
デメリット、面倒なところ
1、慣れない頃は滑舌が悪くなる
薄いマウスピースとはいえ、口の中にモノが入っているので慣れないうちは舌足らずな喋り方になってしまいます。
でも矯正が進んで行くうちに慣れるのでそんなに深刻ではないです!
2、食べ物が歯間によく挟まる=食後の歯磨き、フロスは必須
矯正中は歯間がすかすかになっているところが多くあるので、とにかくよく食べ物が歯間に挟まります…
食べ物が挟まったままマウスピースをはめると痛かったり歯肉炎になったりするので、食後はしっかり歯のおそうじが必要になります。
これはかなり面倒…
ですが、「マウスピース外したら面倒」ということが頭にあると、間食しなくなってダイエット効果もあるし、カフェにふらっと行くこともなくなって節約にもなります。
3、「ちょっと食べ」ができない
インビザライン矯正中はデパ地下歩くのかなりつらいですよ。
なぜなら、試食ができないから…w
いまちょっと食べたい〜ってときに気軽に食べられないのはかなり不便ですね。
よし食事の時間!と思うとき以外は食べなくなるので。
お土産のお菓子を頂いたときにすぐ食べられなかったりする、なんてこともしばしば。
4、マウスピースを外すタイミングを考えながら生活することになる
外食するときには必ず洗面所に寄ってマウスピースを外す必要があります。
このタイミングを考えるのが、ちょっと面倒です。
あとあまり長い時間外していると歯が戻ってしまうので、マウスピースをつけるタイミングも考える必要があります。
だらだら飲食できないから、外食とか集まりに行くのが億劫になることもあるかも。
私はこの1年ぐらい、自分史上一番社交的でない気がする。
5、噛み合わせが悪い期間がある
矯正が終われば噛み合わせは良くなりますが、矯正中は噛み合わせが悪くなりがちです。
うまく力を入れて噛めなかったり、舌をよく噛んだり、口腔内での舌のおさまりが良くなくて舌が歯にあたって傷ついたり…いろいろありました。
でも終盤に差し掛かっているいまでは、こういったことは全然ありません!
やっとトンネルを抜けた感じ。
最初の3ヵ月ほどが、山場だと思いました。
まとめ:インビザラインは面倒なこともあるけど、それでもやっぱりメリットが多い!
インビザラインは、負担が少なく歯列矯正ができる画期的な方法です。
いつのまにか綺麗になっていく歯並びを見て、魔法にでもかけられたんじゃないかと思うほどです。
歯並びをなおしてみて強く実感しているけれど、歯並びはほんとに、大事。
全身の健康やビジュアルに、歯並びは多大な影響を与えているんだなって思います。
もう20代後半だし、もっと若い時にやっていれば、という後悔は正直ありました。
でも、今からでも遅くない、だって過去がどうであっても、未来の自分が思い切り笑えている方が大事だもの、と思い決断しました。
本当に、何歳から始めても遅くないと思います。
歯並びがよくなってきて、これからまた新たに人生が始まるような、そんな気持ちです。
時間とお金をかける価値はありますよ。
インビザライン、本当におすすめです!!!
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